大学堂の取り組みのひとつとして、小さなお店が地域に根差すような社会にしたいという思いがあります。そしてその考え方のもとに取り組んでいる事業のひとつに、“町に小さなお店を根ざしていこう”というものがあります。

大学堂はもともとネット系の会社なのもあって、ネットでは自分が得たノウハウは多くの人にシェアする文化が根付いています。こういった地域の取り組みも、うまくいったノウハウは広くシェアして、多くの人が真似できるようになったほうが、地域の活気に繋がると信じて取り組んでいます。

こんなお店が増えたらいいな。

どんなお店にしよう

お店をはじめよう!と思ったとき、まず最初に考えるのが小見出しのとおり、“どんなお店にしようか決める”ことではないでしょうか。
ひとくちに“どんなお店”といってもさまざまな切り口があるのでこの記事でいろいろと拾えるわけではないのですが、なんでわざわざ小見出しをつけてまでこのことを最初に書き始めたかというと、せっかくお店をはじめるのだから何か大きな目標をひとつ作ったほうがいい、と書きたかったからです。

何を売ろうからはじまって、いくらで売ろう、だれに売ろう、どこから仕入れよう、どんな内装にしよう、損益分岐点はどのくらいにしよう、などなど、とにかく決めないといけないことは無限にありますが、何か一つでいいので、自分が思う大きな目標を立てておくと、なんていうか、こう、すごくロマンがあります。

例えば我が社大学堂でしたら野菜市をやっていますので、“農作物の廃棄ロスを減らしたい”ですとか“第一次産業が潤う地域づくりに貢献したい”ですとか、もっと大きな取り組みとしては“地方に点在する小さなお店が活躍できるように、社会の仕組みそのものを変えたい”というものがあります。この記事もその一貫であることは冒頭でも述べました。

人によって目標の大きさは違うと思いますので、「そんなに世の中を変えたいとかは思わないよ」と思う人がいても自然なことなので、自分の設定する“大きな”目標を決めるのが良いと思います。目安としては自分がすこし気恥ずかしくなるくらいのところに設定をおくといいんじゃないでしょうか。だれにも話さなければだれにも笑われませんので、何かこう、せっかく始めるんだし自分がロマンを感じるような目標があるといいと思います。

レジの用意

なぞなぞ。どんなお店にもあるものな〜んだ?レジです。自己完結。

お店にはレジがあります。お店をはじめるからにはお客さんとお金のやりとりをしなくてはいけないので、必ずレジの存在が必要になります。
お店としてはお客さんを身近に感じる瞬間でもあり緊張する場面でもあります。このレジのやりとりはお店の性格を決める重要な部分であるといえます。

いきなり結論を出すと、次のような商品を買えば事足りると思います。

カシオさんかシャープさんの一番安いタイプを選んでおくと、間違いない気がします。

もう少し安いのが欲しい場合は次のような選択肢も。

なかには乾電池で稼働するものもあって、マルシェの出店などにも連れて行けそうで夢が広がりますね。

上記で挙げたいずれかを買いましょう!で終わればいいのですが、そうなってないのが弊社が長い長いレジさがしの旅へといざなわれたスタート地点でした。弊社、このいずれも使ったことがありません。

実際のレジまわり道具紹介

ですので今度こそいきなり結論から紹介しましょう。
実際に弊社で使っているレジ周りの道具一式です。

多くの条件において会計時のお金の出し入れはできるだけ素早く行うのが好ましいので、お金の出し入れは上記のものを使っています。
この道具の特徴はリンク先をみてもらうのが一番わかりやすいと思いますが、お金の出し入れがとにかくやりやすいです。キャッシュレジスターを使ってない以上、どうしても会計処理はモタつきますのでせめてお金の出し入れだけでも素早く行えるのは大きな利点になります。

フェスやマルシェなど屋外でも店舗展開をしたい場合、上記2種類のようなキャリータイプも便利かと思います。

会計票として、複写できる伝票を使っています。
何を何個買ったか、単価はいくらで合計はいくらか、記録しながら計算しやすく、複写したほうをレシート代わりにお客さんに渡せます。

このように、すこしずつ小計を出してさいごに合計を出します。

ちなみに、はじめて小売をする場合はもしかしたら戸惑うかもしれないですが、直筆のほうを自分で保管して、複写されたほうを相手に渡すようにしてください。

レジについておもうこと

記事内にもなんどか書きましたが、会計処理というのはお店とお客を直接結ぶ、お店の中でとてもお客様とのつながりを感じる瞬間でもあり緊張する場面でもあります。お店の性格が大きく出る部分といって間違いないと思っています。

ひとくちにレジと言っても、いろんなやり方があります。
それぞれに良いところがあり弱点もあります。
自分のやりたいお店にあった会計方法をぜひ模索してほしいです。
ひとつだけ言えることは、小さな町にある小さなお店は便利さだけを追及できないことです。それは、したくてもできないという意味と、しないほうがいいという意味の両方を含みます。
ねんのため、小さな言葉の差異をあらかじめ強調しておきますが、便利さを追及できないと言っているのではないです。便利さだけを追及できないと言っています。
つまらない言葉遊びのように思えるかもしれませんが大きな違いがあります。
便利さを追求することは、良い悪いにかかわらず多かれ少なかれ、また遅かれ早かれ必要になってきます。でも、便利さだけを追い求めることは、したくてもできません。し、したいと思わないほうがいいです。
もしこれから数十年、世の中が大きく発展していくことを見込めるなら小さな町も発展を願って便利さだけを追求するというやり方もあると思います。しかしながら、少なく見積もってもこれから数十年は発展が見込めない以上、小さな町の小さなお店は便利さだけを追い求めていくスタイルは小さなお店の良さを活かせません。どんなお店にも良さがあって、小さなお店も例外なく良さを持ち合わせています。その良さを武器に変えようとおもったとき、多くの場合便利さだけを追求する姿勢はうまくマッチしないはずです。

もちろん、だからといって不便を強いることがいい場面は少ないので、どこかで折り合いをつける必要がでてきます。

どのあたりがお店にとってもお客にとっても一番いいかたちで会計が処理できるのか。そのあたりをしっかり作れたとき、はじめてお店の性格がはっきりと現れるのだと思っています。

小さなお店のよさを活かせるような、そんな会計まわりを模索するのも小さなお店のロマンのひとつです。

ちいさな住宅街でみんなをおもてなす野菜市でありたい

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